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情熱大陸で阿部詩の部屋に貼られた格言教訓は『菜根譚』の名言で白幡洋一の言葉!

スポーツ

9月12日の情熱大陸で阿部詩さん、兄一二三さんと出演されていましたが、

中でも印象的だったのが、
阿部詩さんのお部屋(ストレッチと治療をする部屋)
にさらっと紙に書いて貼ってある2021年の達成目標と
パソコンで書かれた格言(教訓)

今回は、阿部詩さんの普段のマインドセットなども
リサーチしながら

テレビで初めて公開したという、
阿部詩さんの目標と教訓(格言)
あの言葉格言は誰の言葉なのか?などについて
ご紹介したいと思います!

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阿部詩さんの2021年の目標と、壁に書いてある教訓が素晴らしい!

「いつもこの言葉をみて、頑張ろうと思っています」

と語るその言葉は

阿部詩さんのストレッチ部屋の壁にありました。

2021年の達成目標
・東京オリンピック優勝
・怪我をしない
・寝技のパターン増
・強くなる!!
↑自分に負けるな!

さらっとオレンジ色のペンで書かれたこれらの目標の中には
「東京オリンピック優勝」という言葉もありました。

それは実際に達成した目標ですが

いつもこの言葉を見て頑張っていたのでしょうね。

そして、さらに、印象的だったのが
達成目標のすぐ下に貼られた教訓(格言)

思い通りにならないからといって
心をいためては、ならない
思い通りになったからといって
有頂天になってもいけない。


平安無事が続いても
それを頼りにしては、ならないし、
最初に困難にぶつかっても、
くじけてはならない

素晴らしい言葉ですね・・
ご自分で考えたのか、
誰かから聞いた言葉なのか、
本に書いてある言葉なのか気になりますね!

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阿部詩の部屋の壁の教訓は誰の言葉?

ということで、
阿部詩さんの部屋の壁に貼ってあった格言(教訓)
の出所を調べてみました!

するとあるサイトでこの言葉が
そっくりそのまま書かれたコラムがありました。

元は菜根譚で、解釈は白幡洋一のコラムの言葉だった!

長いので抜粋してご紹介いたします。

薦められて読んだ本の一冊、
『菜根譚』は私の大切な座右の書となりました。
同書の名言の中でも
とりわけ共感を覚えるのが次の言葉です。

「払意を憂うることなかれ
 快心を喜ぶことなかれ
 久安を恃むことなかれ
 初難を憚ることなかれ」

思いどおりにならないからといって
心を痛めてはならないが、
思いどおりになったからといって
有頂天になってもいけない。

平安無事が続いても
それを頼りにしてはならないし、
最初に困難にぶつかっても挫けてはならない。


いま振り返れば、高卒の私が
社長の重責を担うことができたのは、
この言葉を知らず知らずのうちに
実践してきたからだという気がします。
(『致知』2014年9月号)

一言一句一緒ですね!

こちらのコラムは
「白幡洋一(ベガルタ仙台元社長)」さん
という方が『致知』2014年9月号
で書かれた文章だそうです。

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格言の解釈をした白幡洋一さんとは?

白幡洋一さんは高卒でリコーに入社し、
僅か5年で海外の技術指導員に抜擢され、
帰国後、東北リコーの社長にまで上り詰めた方です。

「“抜く”を“抜かない”」という題名のこのコラムは
ビジネスコンサルタント系の方に
よく取り上げられているようです。

阿部詩の部屋の格言の大元、菜根譚とは?

阿部詩さんの部屋にある格言の言葉は白幡洋一さんのものですが
大元にはかの有名な菜根譚の言葉があります。

それが、先ほども述べた

「払意を憂うることなかれ
 快心を喜ぶことなかれ
 久安を恃むことなかれ
 初難を憚ることなかれ」

で、大元の文章はこちら

ー毋恃久安、毋憚初難ー  菜根譚 前集202項
(菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、
後集135条では退静閑居の楽しみを論じている)

{原文}
毋憂払意、
毋喜快心。
毋恃久安、
毋憚初難。

{書き下し文}
払意ふついうれうることなかれ、
快心かいしんを喜ぶことなかれ。
久安きゅうあんたのむことなかれ、
初難しょなんはばかることなかれ。

久安きゅうあん:長く続いた幸せな状態
初難しょなん:最初にぶつかった困難

(引用:https://ats5396.xsrv.jp/2089/)

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阿部詩の部屋の格言の白幡洋一さんのコラムの全文はこちら

長いコラムなのですが、ここに引用させていただきます。

阿部詩さんは短い格言として壁に言葉をかざり、
よく見返せるようにしていましたが

おそらくこちらの全文も読んでらっしゃると思います。

全文を読むことでさらに深く
自分ごとに置き換えて落とし込めるかと思います。

二十代をどう生きるか 
「抜くを抜かない」ことによって人は成長を実現する】
白幡洋一氏・リコー理事、東北リコー元社長、元ベガルタ仙台社長
(致知2014年9月号より) 

 入社当初から私が意識していたことは、職住近接ということでした。高校時代、通学に1時間半近くもかかって苦労した経験から、会社の近くに住めば余計なことに気を煩わされず仕事に専念できると考えたのです。幸い、職場のすぐ近くの寮に入れていただくことができ、毎朝1番に出社することにしました。何の知識も経験もない新人でも、与えられた環境でできることは必ずあります。

  一所懸命という言葉は、中世の武士が先祖伝来の所領を命懸けで守ったことに由来すると聞いたことがあります。自分にはまだ高度な仕事はできなくても、与えられた一所に懸命になることはできるはず。そこから次に何かが見えてくるのではないかと考えたのです。

 そこで私は、始業前の製造現場で機械に油を差したり、機械器具類の清掃に使うウエスや梱包用の新聞紙を適度なサイズに切り分けたり、始業前の準備を進めておくことにしました。2年目になると後輩が加わり、その負担が減ったので、これも職場が近い利点を生かし、帰宅後に会社の提案制度に応募することを始めました。まだレベルの高い提案はできなくとも、量が質を生むと考えて書き続けたところ、その年、製造部門の提案件数では1番になり、思いがけず社長賞をいただくことができました。
 
 さらに3年目には、人が敬遠する会社の様々な行事の幹事役を率先して引き受け、部署の枠を超えた社内ネットワークづくりに努めました。後年、「随処に主となれば、立つ処皆真なり」という言葉に出合いました。何事も主体性を持って取り組むことの大切さを説くこの言葉は、一所に懸命になることを心懸けてきた私の思いにも通じており、深い共感を覚えました。
  
 結果的に入社から5年経った24歳の時、思いがけずリコー初の海外生産工場、台湾リコーへプレスの技術指導者として派遣されることになりました。平社員から現地では課長待遇という異例の抜擢でした。台湾への赴任期間は4年半でしたが、いま振り返っても、この4年半がその後の自分をつくったという実感があります。

 東北リコーの取締役に就任した際に当時の社長から、これからは中国の古典を勉強するようアドバイスを受けました。薦められて読んだ本の一冊、『菜根譚(さいこんたん)』は私の大切な座右の書となりました。同書の名言の中でもとりわけ共感を覚えるのが次の言葉です。

「払意(ふつい)を憂うることなかれ、
快心を喜ぶことなかれ
久安を恃(たの)むことなかれ
初難を憚(はばか)ることなかれ」

 思いどおりにならないからといって心を痛めてはならないが、思いどおりになったからといって有頂天になってもいけない。平安無事が続いてもそれを頼りにしてはならないし、最初に困難にぶつかっても挫けてはならない。

いま振り返れば、高卒の私が社長の重責を担うことができたのは、この言葉を知らず知らずのうちに実践してきたからだという気がします。課長時代は課長として、部長時代は部長として、そして事業部長時代は事業部長として、私はそれぞれの役割を全うすべく常に全力を尽くしてきました。

  『菜根譚』の言葉はまさしく、行く先々で一所に懸命になるという、私の信条にも通じているのです。 私はこの姿勢を「抜くを抜かない」とも表現しています。仕事には問題がつきものであり、人はその問題を乗り越える度に成長します。そして難しい問題を乗り越えるために大事なことは、考え抜くこと、やり抜くこと、つまり徹底して諦めずに取り組むことです。「抜くを抜かない」ことによって人は成長を実現するというのが、きょうまでビジネス人生を歩んできた私の実感です。 

 こうした経験を踏まえて、いまの若い方にお伝えしたいことは、自分の適性や自分に合った仕事を過度に追求し過ぎないほうがよいということです。縁あって入った職場、与えられた環境で、まずは本腰を入れて仕事に打ち込んでみる。そういう姿勢で仕事に向き合わない限り、自分の適性に合った仕事は一生見つからないと思うのです。

 自分の本当の適性というものは、与えられた仕事に一所懸命打ち込むことで初めて見えてくるものだからです。どこへ行っても楽な仕事というものはありません。しかし、そこで臆することなく誠心誠意、全身全霊で向き合うことで、やがて仕事に打ち込む楽しさが分かるようになる。天職というのはそうして掴むものだと私は思うのです。

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まとめ

ということで、今回は情熱大陸で紹介された
テレビ初公開という
阿部詩さんのお部屋の壁に貼られた格言について調査しました!

言葉の元となったのは「菜根譚」の格言で、
それをビジネスで成功された白幡洋一さんという方が
コラムで実体験を踏まえ教えてくれいた中の一節だった

というわけでした。

阿部詩さんがどのようにして
菜根譚の言葉を伝えた白幡洋一さんのコラムに出会ったのか
詳細は不明ですが

間接的にわたくしも、この言葉を知ることができてよかったです。

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