2021年10月31日に京王線でバットマンのジョーカーの扮装をした男が車内に居合わせた人を襲い、男性が男に刃物で刺され意識不明の重体、16人が重軽傷を負う事件が起きました。(京王線犯人)
容疑者は職業不詳の服部恭太容疑者(自称24)で、死刑願望があって、小田急線殺傷事件を参考に犯行に及んだとのことですが、いったいなぜ死刑願望を持っていたのでしょうか??
- 服部恭太容疑者が死刑になりたかった理由は?
- 自殺を選ばず他殺を選ぶ心理や理由は?
- 服部恭太容疑者を生み育てたご両親や生い立ち、私生活は?
ということでリサーチしました。
京王線ジョーカーのハロウィン事件

事件のあらまし
●容疑者:24歳の服部恭太容疑者(バットマンのジョーカーの仮装)
●服部恭太容疑者の右手にはナイフ(刃渡り約30センチ)、左手にはペットボトルにガソリンを入れて持っていた
●車内でペットボトルの液体をまく
●服部恭太容疑者は京王線の車両後方で突如としてガソリンを撒き、火をつけ
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●右胸を刺された70代の男性は意識不明の重体で、このほかに16人が重軽傷を負った
10~70代の乗客の男女17人(男性8人、女性9人)が病院に搬送され、このうち先頭から8両目で右胸を刺された70代男性が意識不明の重体。他の16人は液体をかけられるなどして目やのどの痛みなどを訴えているが、命に別条はない(ニュース引用)
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●犯行後、車内のシートに座りタバコをふかす(手は震えており、顔バレしている)
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●警察官に「刃物を捨てろ」と言われ刃物をシートに置き、所持品の検査に応じる
●警察官によって殺人未遂の疑いで現行犯逮捕
犯行の動機 ・供述
「乗車して座っている人を刺した」
「人を殺して死刑になりたかった」
「小田急線の事件を参考にした」
警視庁によると、服部容疑者は容疑を認めていて「人を殺して死刑になりたかった。2人殺せば死刑になると思った」と供述しているほか、8月に小田急線で乗客が切り付けられた事件を参考にしたと話しているということだ。
容疑者の態度や様子
犯行時の様子を調べたところ無表情で淡々とした様子が伝わってきます。
「(Q.表情は)犯人は無表情だったことしか」
後方にあたる隣の車両から大量の人が避難してきた。その後を追うように刃物を持った無表情の男がやってきたという。男は短髪の黒髪で、女性の目の前までやってきて、左手に刃物を持って、ちらつかせていた。右手には500ミリリットルのペットボトルをもっていて、そのペットボトルに入っている液体をまき散らした
服部恭太(京王線)の生い立ちや両親、私生活は?

自称服部恭太と名乗っている24歳の容疑者ですが、
犯行については死刑願望があって行ったとのことで、
普通の人では考えられないことを行なっているわけですからどんな性格でどんな風に育ったのか気になります。
ご本人のフェイスブックやSNSの特定はまだネット上でもされておらず、詳しい人物像が浮かんできませんが、
- 犯行後に顔を晒してタバコを吸い格好つけている態度
- 派手なコスチューム
- 目立つ場所での目立つ犯行(電車、大量の人、爆発、火事、大きいナイフ)
- ショーの要素があること
- 大量の被害者が生まれるかも(自分も被害者になるかも)という恐怖を与える犯行(居合わせた多くの人に恐怖を与える犯行)
などから自己顕示欲が強く、ナルシストな性質を感じます。
しかしながら、このタバコを吸っている時に手が震えていたとあるので、
犯行当時は無表情で犯行を行ったといえど、終わった後に我に返ったのではないでしょうか・・・
(犯行後に手が震えていたということは、自分が思っていた以上のことをしてしまったと思われる)
家族情報などもまだありませんが、このような身勝手な犯行に及んでしまうような成長をしてしまった背景には何があるのでしょうか?
家庭環境や家族との仲、学校時代の鬱屈したものがあるのでしょうか?
態度や髪型、タバコ、服装、など視覚的な要素をみるかぎり素行やガラの悪さは感じます・・・
「非行少年」もしくは「不良になれないけれども鬱屈している人物」だったのかもしれませんね。
自分のイライラや衝動が抑えられない性格などもあるのかもしれませんが、今回の犯行はハロウィンの日をめがけて仮装して準備万端に行なっているので、相当鬱屈した毎日の中、この計画をしていたのではないかなと思われます。
なぜ死刑願望?犯行のおおもととなる動機は?
服部恭太容疑者が死にたい願望を持つほどの状況とは一体なんだったのでしょうか?
「人を殺して死刑になりたかった。2人殺せば死刑になると思った」
と供述していますが、
●なぜ死にたかったのか?(死にたい理由は?)
●なぜ自殺じゃなくて死刑がいいのか・・・?
などの理由はまだ明らかになっていません。

犯行後の様子を見ると、ふてぶてしくタバコを吸ってらっしゃるので、自分の人生や世の中、生きることに対して希望がない様子や腐っている様子は伝わってきます。
一体人生に何が起きてそうなってしまったのでしょうか・・・
生い立ちや私生活がはっきりしていないので個人的な理由は明らかになっていないものの、これまでも、死刑願望のある犯人たちが他人を殺めるという事件はいくつもありました。
そういった事例をもとに、死刑願望のある人がなぜ自殺を選ばずに他殺や他の人に危害を与える行動を取ってしまうのか?調べてみました。
死刑願望があって人を殺してしまう人の心理は?
参考に、土浦連続通り魔事件の元死刑囚・金川真大の心境や動機を例に挙げます。
2008年(平成20年)3月19日と同23日に、茨城県土浦市で発生した通り魔事件。男K(犯行当時24歳、2013年に死刑執行)が、持っていた刃物で相次いで人を刺し、2人が死亡、7人が重傷を負った。
●「自分で自殺できないから他人にやってもらおうということ」
●「ただ、つまらないから」と死にたい理由を語る金川
●自殺を選ばない理由「さすがに自分を傷つけるのは怖いので。切腹するにしろ、電車にひかれるにしろ、痛そうなので」と語った
●刺された人の痛みについては「分かる」としながらも、殺人そのものについて「悪じゃないですから」と言い切っていた。
●弁護人から自殺を考えない理由を尋ねられた金川は「自殺は痛いので。失敗すれば、長く苦しむだけ」と語る一方、痛くない方法を調べたことは「ないです」と述べていた
●何人も殺さずとも死刑になれる制度があったらという質問には「その制度を利用します。自分でギロチンのボタンを押すより、他人に押してもらうほうが楽ですから」と答え
●社会への恨みや不満を聞かれると「ありません」と断言していた。
(https://ddnavi.com/news/198693/a/)
かなりサイコパスで理解不能ですが、こんなに簡単に人を殺めてしまえる、殺人を悪と思わないという考え方があるとは・・・衝撃です。ほんとにサイコパスだと思います。
そのほかの死刑願望者の意見も、同じく死刑になるために誰でもいいから殺すという、身勝手な考えが躊躇なく行われている様子が伝わってきます。
先日、人工透析患者からチューブを引き抜いた医師が、殺人未遂で逮捕された事件が話題となった。報道によれば「死刑になりたかったので、誰でもいいから殺そうと思った」と語っていたという。
(https://ddnavi.com/news/198693/a/)
こういった殺人に対する倫理観の欠如がどうして生まれるのか、気になりますね。
自殺できず人を殺めてしまう人の心理的障害名は?
調べたところ、このような犯罪を犯す人のタイプ・障害名がこちら。
「人格障害・パーソナリティ障害」のなかの「情性欠如者(反社会性人格障害)」というものです。
情性欠如者(反社会性人格障害)とは…↓↓
同情、哀れみ、良心、恥、後悔などを感じない人々。他人の苦しみに鈍感なだけでなく、自分の将来にも無関心になります。普通の人は、人を傷つければ良心が痛むのですが、このタイプの人はなんとも思いません。
殺人、強盗、レイプなど、凶悪で残忍な犯行も平気で起こしてしまいます。人生の早い時期から犯罪を犯すタイプで、犯行を繰り返します。多くの犯罪者がこの傾向を持っています。
とあります。
今回の京王線の犯人の状況(年齢)などはまさにこれに当てはまる気がします。(人生の早い時期から犯罪を犯すタイプ)
それに他の死刑願望を持って犯行に及んだ犯人のの心境とも類似しています。
こうなると、このような人は自分の危険性をわかって自分をこの世から抹消したいとどこかで感じているのではないかとすら感じます。
ただ、自分で死ねないから人を殺すというのは本当に犯罪者の心理でしかあらず、自分を殺したいという心境とはまた別物な気がします。
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