東出昌大さんが3年ぶりに映画に主演されるというニュース!驚きましたよね。
唐木えりかさんとの不倫の印象がまだまだ色濃く残っている最中、どうして東出昌大さんが主演をやれるのか?なぜ主演に起用されたのか?まずはそこが気になるところです。
そしてどんな映画の主演なのか?ストーリーや役柄、ある意味道連れになる他のキャストの皆さんのこと、知りたいですよね。
調べたら結構いい映画かもと思うようになったので、皆さん最後まで読んで見てください!
「草の響き」ってどんな映画
北海道の小説家・佐藤泰志のシリーズ物の映画で高評価
「草の響き」は半自叙伝的な映画で、主人公かつこの映画の原作の著者である小説家・佐藤泰志の作品を元に、プロデューサー菅原和博氏が製作した映画はもうすでにシリーズとして4作出ています。そのどれもが高評価であり、キャストも魅力的です。このことを知ると映画への期待が単純に高まります。
・一作目「海炭市叙景」(熊切和嘉監督/2010)(谷村美月、竹原ピストル、加瀬亮)
第12回シネマニラ国際映画祭でグランプリと最優秀俳優賞(アンサンブルキャスト)の2冠

・2作目の「そこのみにて光輝く」(呉美保監督/14)(綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉)
第38回モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を戴冠した。

・3作目「オーバー・フェンス」(山下敦弘監督/16)(オダギリジョー、蒼井優、松田翔太)

・4作目「きみの鳥はうたえる」(三宅唱監督/18)(柄本佑・石橋静河・染谷将太)
国内の映画賞を席巻し、評論家たちから絶賛を浴びた。

「草の響き」のストーリー・あらすじ
ーー舞台は現代の北海道・函館
精神に失調をきたし、故郷の函館に妻と戻ってきた主人公・工藤和雄(東出)が、医師に勧められ函館の街をひたすらランニングする日課を続けることで、路上で出会った若者らと心を通わせ始める―
心を病み、疲弊していく地方の町に戻ってきた主人公。
ひたすら走ることで精神のバランスを保とうとする彼を軸に、「生きることの意味」を模索する若者たちや、淡い夢に希望を託そうとする家族を描くーー
1982年に執筆された『草の響き』の主人公は原作者の佐藤泰志自身がモデルで、半自叙伝的なストーリーで佐藤泰志さんが小説家として活路を見出す中で、1977年頃から『自律神経失調症』に悩まされるようになり、精神安定剤を飲み続け、療法として体操やランニングを続ていた際、実際に体験した経験で構成される自伝的ヒューマンヒストリーです。
東出昌大の演じる役所は癖あり人物?
本作の主人公である工藤和雄は原作者の佐藤泰志がモデルであり、自律神経失調症に悩まされ精神に失調をきたし、妻とともに故郷の函館に戻ってきた、そして精神科の勧めもあり、路上ランニングし続けるうちに、路上で出会った若者たちと次第に心を通わせるようになる、という役所。撮影でもひたすら走るシーンが多かったようです。
下記の引用にあるように、佐藤泰志さんはなかなかの問題人物だったようで、癖のある人物のようです。二枚目すぎる東出昌大さんですが、どのようにこの癖のある人物を演じているのか、どういうキャラクターとして演出されているのか、見るのが楽しみです。
映画を作る前に佐藤さんの奥様とお目にかかったんですが、『佐藤とかかわって良い思いをした人は誰もいないので無理しないでください』と心配してくださったんです。ただ映画が完成し、絶版だった作品が軒並み復刊されたことを奥様とお子さんが凄く喜んでくれた。『これまで夫、父親が作家だったって言った事がなかったけれど、こうして映画が出来て、書店に本が並んで、初めて友人や知人に佐藤泰志は作家でしたと口にすることが出来ました』ってね
https://eiga.com/news/20191229/3/
他の登場人物とキャスト
他のキャストはまだ公開されておらず、公開され次第情報を更新します。とりあえず、主要な登場人物を載せておきますので、どんなキャストだといいな、なんて想像しても楽しいかもしれませんね!
工藤和雄の妻
工藤和雄の妻。精神に支障をきたした夫・工藤和雄と共に函館に引っ越してきた。
個人的には、今ソロ活女子の進めに出ている江口のりこさんとか、どうかな?と思いました。
工藤和雄の親友・研二
工藤和雄の親友『研二』。工藤和雄と同じ北海道函館出身だと思われる。
心を通わすようになった若者『ノッポ』
工藤和雄が治療のために始めた路上ランニングで出会った若者。次第に和雄と心を通わすようになっていたが、ある日突然、姿を現せなくなってしまい…
なぜ東出昌大が主演なのか?世間の声や裏事情を検証

東出昌大は実はいい演技をしている
「演技が下手だし、不倫のこともあるのに、なんで?」というネガティブな反応も多いですが、演技については賛否両論のところがあるようです。そして、映画人に気に入られている俳優であるという情報については、演技や映画好きの方はよく知っておられるようです。
淡々とした話し方は、観客に届かないかもしれないという危険性がある。その危険性を伴いながらも、東出氏は、その登場人物がその登場人物でしかない、という表現のできる役者である(相田冬二・談)
https://necorative.hatenablog.com/entry/higashide_talkshow
不倫とか他人の家の事情は本人達間で解決したならいいと思うんだけど
— クワンペ (@hioZw0ZL6LvTlJB) April 20, 2021
それはそれとして東出昌大ただ単に演技くっそ下手クソだな
何言ってるかわからんし棒読みだし
女遊びする暇があるなら演技の勉強しろよ。金もらって演技をやらしてもらってるんだから
あと抑制された淡々としてボソッとした台詞回しを十把一絡げに「棒読み」と叩くのも違うと思う。ああいう喋り方でしか表現できない空気感や人間性というものがあるんですよ。いや、もちろん単に下手なだけの人もいるが。東出はそうじゃないでしょう。
— 空と踊る男 (@dancewithsky) April 20, 2021
東出昌大は映画人に愛されている
はい、どうやら東出昌大さんは、なかなか映画に向いているお方のようです。
映画評論家の相田氏というお方が東出昌大さんのことを高評価している記事を見つけたので(実際はzoomで行われた談義)参考に。
東出氏は映画に、ひいては優れた映画人に愛された役者であると、相田氏(相田冬二)は評します。すでに優れた結果を積み重ねているので、それを見て起用したいと思うのはとても自然なことだ、と力説されました。
https://necorative.hatenablog.com/entry/higashide_talkshow
映画業界や映画のプロは、これからも東出氏をキャスティングするだろうと。
東出氏が映画全体・映画監督のステージを上げるのにきっと貢献するだろうとも。
いっぽうで、映画人に気に入られてようと関係ないという、一般市民の意見も。
一般素人に理解される演技でないとダメという意見ですね。
色んな監督が東出を使いたいらしいけど、監督達の俺はわかってる世間はわかってない。の考えは通用しない。だから日本映画はダメなんだよ。興行収入が最低ラインもとれないんだよ。
— クワンペ (@hioZw0ZL6LvTlJB) April 20, 2021
監督が評価しようが世間が東出の演技は下手って評価したらそれが全て。金を出すのは一般人素人、そこに評価されないと
私個人としては、せっかくできた映画なので正当に評価され、良いものであれば良いと、人目を憚らず感想を言えるものになれば良いかなと思います。そもそも、こちらの映画「草の響き」の原作者(草の響きの主人公)の佐藤泰志さんも、なかなか現実には困った人だったそうですから。
映画「草の響き」は制作費が少ないから?

映画のプロデューサーである菅原和博氏は、映画館の館主と喫茶店のマスターという二束の草鞋の生活をされているそうです。そもそもが映画館「シネマアイリス」を作る際も募金でお金を集めたとのこと。そして第1作目の映画を作る時も
「函館で暮らす人々の地に這いつくばったような映画をやらないかと呼びかけたら、ありがたいことに、すごく多くの方が賛同してくださった。それから実行委員会を作った」
https://eiga.com/news/20191229/3/
と、地元の方の協力資金ありきで始められた映画づくりであることを話されています。
そして今回の「草の響き」も、映画はクランクアップしていますがまだ宣伝費など、募金を募っている最中です。
これまでの映画づくりでも有名な俳優さんがたくさん出ておられます。決してギャラが安いとは思いませんが、不倫騒動で東出昌大さんのギャラが落ちていたりお仕事が減った関係でキャストできたという事情があったのかな?と仮にでも想像してしまいますね。
まとめ
最初、私も「え??東出さん主演??」「世間の反応とか、大丈夫?」などおせっかいながらにも思ってしまいましたが、純粋に映画自体を調べていくうちに、映画が質の高い日本映画になっているだろうことと、東出昌大さんの演技に対する新しい見方なども知ることができ、「この映画、あながち悪くないかも」と思うようになりました。
映画の主人公=小説家・佐藤泰志の人生も、なかなか一筋縄ではなく、精神的にもやんでいて、奥さんが人の前で口にするのもはばかるほどの人物だったのですから、完璧な表現者はいないのかもしれませんね。
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