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《大坂なおみは新型うつ病?》攻撃性や拒絶や過敏性も鬱の一種

スポーツ

大坂なおみ選手が、大会の棄権を決めたとニュースがありました。

大坂なおみ選手は以前から鬱だったと告白しましたが、正直、大坂なおみ選手の「強さ」「ツイッターでのはっきりとした物言いや拒絶」からは鬱であることがイメージしにくいところもありますよね。

しかしながら、鬱にも種類があり、「自分をせめて自分の内側・自分自身に攻撃がむかってしまうタイプ」と、「自分の外側、周囲に攻撃がいってしまうタイプ」と2通りの鬱があることが最近、筆者の周りでも話題になっています。

その中でも特に、自分の周囲、外側に攻撃性が生まれてしまう鬱「新型うつ病」が大坂なおみ選手の行動(拒否・攻撃)と似ているという視点で

まだはっきりしない大坂なおみ選手の鬱について、想像の範囲ですが「新型うつ病の」ではないかという視点でお話をしていきたいと思います。

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大坂なおみ選手の鬱

大坂なおみ選手は実際は内向的かつど真面目

「本当のところ、私は18年の 全米オープン以降、長い間うつ病を患っており、それに対処するのがとても大変だった」と明かし、「私を知っている人は、私が内向的であることを分かっているし、大会で私を見たことがある人は、私がよくヘッドフォンをしていることに気づくはず。それは社会不安を和らげてくれるから

大坂なおみ選手はかれこれ3年も、不安や内向性もちながら試合をすると共に大会の会見をされていたんですね。

強そうに見える大坂なおみ選手ですが、今回、会見を拒否しこのような発表をすることとしたのは、ご自身の生存を守るためには必要な判断だったのかもしれません。
(鬱は無理をして死んでしまう、精神崩壊してしまう場合も)

報道陣はいつも親切でした。(この場で私が傷つけたであろう全ての優秀なジャーナリストに謝りたいです)。でも私は、人前で話すのが得意ではない世界のメディアに向かって話す前には大きな不安の波に襲われます。 本当に緊張して、いつも最善の答えができるようにすることは、大きなストレスです。このため、パリでは、すでに不安傷つきやすい状態になっていたので、自分を守るためにも記者会見を回避した方がよいと思いました。
大坂なおみのTwitter投稿全文和訳(訳・岩田仲弘)

この発言を見ても、大坂なおみ選手が極端に真面目であること、繊細であることがわかります。
ただ、不安傷つくことストレスなどがツイッターでの端的な表現によって外界への拒否や攻撃性として出てしまっていたように感じます。

信頼できる欧米の疫学調査によると、こうした現代人がかかるうつ病では、約半数の人に何らかの不安障害が前ぶれ的に出現するという。とりわけ小児期、思春期、青年期では、親から離れることに対する強い恐怖感が引き起こす分離不安障害、手洗いがやめられないなどの強迫性障害、過剰不安障害対人恐怖パニック障害などが隠れていることが多い。
(引用:https://www.fuanclinic.com/byouki/imidas.htm)

毎回、公式の場ではなくツイッターで表明することに対する疑問視はありますが、大坂なおみ選手は、うつ病という病気にかかっているということで、普通の精神状態ならできることができなくなっているということ。

(表に出て人を前にして話す、そしてインタビューで相手の言葉の裏にあるものやもくろみを感じ取ってしまうことは本人を破壊することになっていたかもしれない。)

そう想像すると、どうバッシングされようと、会見を拒否(結果的に大会を辞退)することは自分を守るためには必要なことだったのかもしれません。

一方、個人的には、メンタル面も合わせて一流のプロ選手となるのだなと感じる部分もありますが…

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新型うつ病の特徴まとめ

現在、日本人のうつ病有病率は12%程度と推定され、全国民の約8人に1人はうつ病かうつ状態と言われています。従来のうつ病のイメージは「責任感がありすぎ」たり、「真面目すぎる人がかかる」というイメージがありました。

従来うつ病の特徴

そんな従来のうつ病に関する特徴はこちら。

・うつ症状は朝方に抑うつ気分が出る場合が多い
自分を責め食欲が減衰し、眠れなくなるなどの症状を伴う

この従来の賞状と異なるのが「新型うつ病」なのですが、その特徴をみていきましょう。

今までと異る新しいタイプの「新型うつ病」の特徴

新型のうつ病は都市部を中心に全体の半数近くまで広がっているという報告もあるそうで、その特徴を見ていきましょう。

・うつ症状は夕暮れ時に出現することが多い。
他責的で、過眠や過食が特徴。
・会社に出勤している間は憂うつで仕事が手につかないが、家に帰れば好きな趣味に熱中できる。
・自分に好ましい状況下では抑うつ感が消失して行動的になる。
・時には行動的になりすぎて軽いそううつ病と診断されるほど。

この特徴だけ見たら、ただのわがままだと勘違いされてしまいそうな症状の出方ですよね…。
「なんだ、元気じゃん」って周りからも思われ理解されることが大変そうです。

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「新型うつ病」は他人の言動に傷つきやすく過敏・過剰な反応になる

自分が悠々と過ごせる、好きなことができる、ストレスの少ない環境下だと行動的で躁状態に近いほど、熱中・行動的になるという「新型うつ病」ですが、それだけではなく、やはりうつ病であるだけに、とてもデリケートな側面があるようです。

・他人の言動に傷つきやすく
・注文を受け入れることができず、全人格を否定されたように感じてしまう。

(例)
・自分の作った企画書に上司が少し注文をつけただけで全人格を否定されたかのように感じて会社を休む。
・同僚から口紅がいつもより赤いと言われただけで、みだらな女というらく印を押されたかのように思いこみ、その人とは口を利かなくなってしまう
引用:https://www.fuanclinic.com/byouki/imidas.htm

 このような過敏で過剰な反応や思い込みの症状を「拒絶過敏性」と呼ぶようです。

こういった症状の結果、社会で普通に働くことができず転落の人生を送るかたも多いそうです。

感覚的症状としては

・不安
・焦燥感
・孤独感が先に立ち、
・やるせない気持ち

そういった気持ちの不安定さから

・リストカットなどの自傷行為
・買い物やギャンブル
・性への依存

などの状況に陥ることがあるそうです。

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筆者の周りでの「新型うつ病」の方のパターン

新型うつ病の方の症状の特徴(筆者の感じること)

ちなみに、筆者の周りに発生している新型うつ病の方の症状の特徴としては、

・うつ状態に入ってしまうと、周りの言うこと気遣いや意見がいくら真っ当でも、聞き入れない
・さらに自分の殻にとじこもり、攻撃生が外に向かい自分の弱さを主張し周りを攻める。
・その果てに、自分がどうしようもなくなると、体調を崩す
・知らず識らずのうちに自分の体を痛めてしまう

というケースが見られます。
そのために周りとのすれ違い?が多く、周囲にとってはこのような状況になってしまいます。

・本人と対話をしたくてもできない(拒否)
・一方的に周りが責められる。(本人の思いを一方的に聞くしかない。)
・そのため腫れ物に触るようで見守るしかできない。
・当たらず障らずコミュニケーションをとるしかなくなる。
・周りも相当気疲れする。

といった感じのことが起こっています。

新型うつ病の方が「わがまま」と言われてしまいがちなのはそういったパターンからかもしれません。

新型うつ病の方の性格(筆者の感じること)

しかし、新型うつ病の方はただわがままなのではなく、自分の世界が強すぎる、自分の価値観が強過ぎたり、感覚が敏感すぎると言う見方をすると、少し理解ができます。

筆者の周りの新型うつ病の方を例にとると、その方の鬱の原因となっている極端な部分を良い面として捉えるとこのような分析ができます。(良い面が行き過ぎて頑なになり悪い面になってしまう)

・正義感が強い
・白黒はっきりしている
・相手の真意(裏にある気持ち)に敏感
・自分の意見を曲げない

なので、新型うつ病の方とは、相手に寄り添い、味方であることを大事にし、裏表を作らずに関わることが重要だなと筆者の経験では思います。

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まとめ・大阪なおみさんと新型うつ病の共通点&Donの感想

このように見ていくと、

大坂なおみさんの鬱については、従来の内向的で真面目な方がかかると言う鬱の側面ももちろんもっているけれども、どちらかというと「新型うつ」の側面が強いのでは?とあらためて感じます。

ツイッターなどでの周囲への発言を見ると、ただ内側へ向かう鬱というより、正義感や感覚の鋭さからくる、「周りへの辟易、批判」が強く、「新型うつ病」の攻撃性や拒否、過敏症と強く似通ったものがあるなと感じます。

皆さんもいつ、自分が鬱になるのかなんて、わからないと思うので、ちょっともう無理!って思ったら、自分を甘やかして休んでもいいと思います。(個人的には)

自分のことは自分で守る。

自分の状態に気づき、その状態になった原因が何かを捉えられる冷静さを再び取り戻し、その原因に対してどう対処するかが大事だと思うので、

相手や原因への批判をするよりも、建設的にその問題と向き合う頭のクリアさを取り戻し、「自分の個性」と良くも悪くも向き合い、前向きに生きたいものです。

自分が変われば世界が変わるとよく言いますが

「自分が変わる=自分がダメだから」ではなく、「自分ってこういう人間」ということをよく理解し、その上で「周りとどう関わっていこう、世界とどう関わっていこう」、と取捨選択していけるようになると自分が主体になって、周りのことをとやかくいう感じではなくなるのかな、と思います。

変わるべきものがあると思うのならば、建設的に戦略的に変化をもたらす姿勢をもち、一歩一歩機を狙いながら進み、周囲の理解を得られるようになればいいなと、大坂なおみさんの事例から思いました。

一見悪いことが起きたと見られることも、結果的には色々変化につながると思いますので、大坂なおみさんの思いや主張、世間の思いや主張、お互いの極端なところが上手く引き出され、今ある問題の改善の糸口になればと思います。

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