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大坂なおみ7/8タイム紙への手記内容の全文翻訳や要約・主張は?【解釈・解説】

東京五輪&パラリンピック

おはようございます。今日は朝から大坂なおみさんのタイム紙へ寄せた手記が話題になっていますね。
しかし、記事の権利の関係か、大坂なおみさんの手記の全容はどこにも載っていません。

大坂なおみさんがタイム紙(TIME)に寄せた記事の内容を見るには、タイム紙(TIME)のサイトに行き英文を読むか、英文をグーグルで翻訳すると読めるのですが、

手記の内容をどう解釈すればいいのか、大坂なおみさんの訴えたいことはなんなのか、手記の内容に触れながら要点を押さえて解釈説明して見たいと思います。

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大坂なおみさんがタイム紙に寄せた手記内容の要点・主張は?

日本で現在のところ大坂なおみさんの手記について公開・触れられているのは以下の点です。
(内容が少ないのでタイム紙や手記の権利などがあるのではないかと思われます。)

米タイム誌(電子版)に寄せた手記が8日に公開され、自身が「うつ」に悩まされてきたと打ち明けたことに関連し「つらいときにはつらいと話してもいいんだと人々が理解してくれたらいいな」とメンタルヘルスに対する理解が進むことへの期待を示した。
・・・(中略)・・・
報道陣と良好な関係にも触れるなど慎重に言葉を選びながら「記者会見の形式自体は時代遅れで修正の必要が大いにある」と持論を述べた。

引用:共同通信(YahooNews)

正直、これだけの内容だと、大坂なおみさんの訴えたい内容が伝わりきれていないと思います。ですので、皆さん記事全文の内容が何だったのか、知りたいですよね。

日本のメディアに記事内容全文の掲載がないので、大坂なおみさんの手記内容の全容を知りたい方はまず、タイム紙の記事を読んで見てほしいのですが、ここでは手記内容をかいつまんで、大坂なおみさんの主張を要約・解釈する形でご紹介&説明できたらと思います。

すると以下の点が浮かび上がってきます。

題名は「大丈夫じゃなくても大丈夫」( ‘It’s O.K. Not to Be O.K.’)

米タイム紙より

「人生は旅です。Life is a journey.」
冒頭の文ですね。大坂なおみさんは人生や生まれてきた意味を俯瞰で見ている感じがします。
人生とはなんぞや?と考えているがゆえに、出てくる言葉です。
これを冒頭に持ってくるところに、大坂なおみさんが「私を一人の人間として見て」と言っている気持ちが見えてきます。

2つの大きなトピックを改めて提示

メンタルヘルスの提訴、インタビューや大会棄権に関する最近の出来事は大坂なおみさんに成長の機会を与えたそうです。そこで学んだ重要な教訓の一つ目が

《1つ目の学び
・すべての人を喜ばせることはできない。
・世界は分断されている。

人種差別など主張をするのに跪く事が必要な社会・・それゆえに、自分の精神を守るために記者会見を欠場した際も、それからの展開にも心の準備をする必要があったという事が語られています。

みんなにとっていい人にはなれないということ、全ての人を喜ばせることはできないという悟りがあったうえで、一連の行動を自分を守るためにとったとのこと。誰にとやかく言われようと自分をまもることを優先したという事ですねしかも、それによるバッシングも当然わかっていたということ。

そしてさらに学びの2つ目は

《2つ目の学び
・今回の件で多くの人がメンタルヘルスで苦しんでいるということを知った。
・多くの人からメッセージをもらったことからもそれは裏付けられた。
・私たちはみんな一人の人間であり感情を持っている、それはみんな一緒

これら、2つのことは分けて語られるものだったが、大坂なおみさんの中では大きく関連性を持っていることだったので混乱を招いた、と手記の中で語っています。

この大きな二つのこと(前述の2つの学び)をまとめると次のようなことを言っているのではないかと思います。

①人は皆同じ考えではない、全ての人の気にいるようにはできない、皆が同じ考えではない。
②人は皆一人の人間として感情をもっているし、メンタル的なものをそれぞれが抱えている。

しかし、現在は冷静になっているのか、これら大きく二つの問題について、分けて議論したいと、手記の中で言っています。

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大坂なおみさんの主張を細かく見ていくと

米タイム紙より

よりよいやり方があるのでは?

大坂なおみさんとしては、一対一のプライベートで詳細なインタビューをたくさん行ってきたし、ここ数年他の選手よりも多くの時間をマスコミに費やしてきたと思っているとのこと。そして、メディアとの関係を素晴らしいものと考えメディアとの関係も楽しんできていたそう。マスコミは大好きだけど、全ての記者が好きというわけではないということを話されています。

そして、真面目な大坂なおみ選手らしく、いつも誠実に答えようとしてきたとのこと。

しかしながらメディアの訓練を受けた事がないので、それを捉える人のところまでは力はおよばないとのこと。

DON
DON

たしかに、いくら誠実に答えていても、それを受け取る側のことまで全てを完璧にはできないですもんね。それこそ嘘偽りのインタビューになってしまう可能性も。
(言葉選びや態度などのソフト面が苦手なのかもしれませんが・・・)

大坂なおみさんの手記によると、今までの会見形式は時代遅れなので、もっと「私たちは、それぞれの側にとって、それをより良く、より面白く、より楽しくすることができると信じています。対象と対象が少ない。より多くのピアツーピア。」にできるのではないか、という点を主張したいようです。

ここでひとつ、私の感じたこと

状況に合わせてどんなマスコミにも対応できるのがプロかもしれませんが、もっとマスコミとの関係や記者会見の方法について、バリエーションがあってもいいかもしれませんね。
伝統やこれまでのやり方に固執せず、何を目的とするかを考えた方がいいというのは私も頷けます。

もし、観客やテニス界のためによりよい報道をしたいのならば、選手に合わせた報道の方法があってもいいですよね。今までのやり方に問題が生じてきたならばより良い方法を探すのも手です。

ただ、世間的に厳しく見られてしまうのは、感情的な行動になってしまった点でしょう。

もし冷静に全てをこなした上で意見を言っていたらそれは多くの人に受け入れられたかもしれませんが、以前にあった感情的なパフォーマンスなどの印象もあり大坂なおみさんの訴えは(人によっては)信用できないものと捉えられてしまったかもしれません。

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今までの伝統や慣習を批判的に見て改善すべき

・テニス選手の大多数は伝統的な記者会見は神聖であり、疑問視されるべきではないと考えていて、大坂なおみさんの行動は危険な前例を作るのでは?と懸念されたこと。
・しかし職場を批判的に見てどうしたらよりよくできるか検討する事が大事

大坂なおみさんの記者会見のスキップは、どちらかというと一方的であったため、「職場を批判的に見て良い方法を検討する」という冷静さはとの時には無かったかと思います。

ですが、今回遅ればせながら、本人の言葉として、改善方法を見出していくための意見が出されたので、これから色々議論されるのではないかと思います。

グランドスラム側も過去の記事ではこのようなことが書かれているので、変化の余地はあるのではないかと個人的には思います。

・問題に関する対話を提案するために書面を送った。
・選手の視点を理解し、改善方法を見つけるには選手からの言葉が必要

ちなみに、現在のグランドスラムの規則の核は

試合の結果に関わらずメディアへ対応する選手の責任や、自身の利益のために選手が負う責任」

だそうです。詳しくは以下の記事で規則や前例等に触れています。

他の職業ではこんなに厳しくないでしょ?プライバシーやメンタルについて

アスリートも人間だから、自分のとった行動(記者会見をスキップした事)は間違っていないと思っているという事。
なぜたった一回のことがこんなにも厳しく精査されるのか?他の職業ではそんな事ないでしょ?という事。
・こんなにも厳格な制裁をするのではなく、まれにメディアから精神的に自分を守る休憩を取る権利をアスリートに与えるべき

大坂なおみさんは他の職業ではこんなに厳しくないでしょ?個人的(プライベート)なことをいちいち明かして休む必要ないでしょ?と主張しているのかなと思います

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マスコミにある程度のプライバシーを求める

マスコミに自分の症状を明らかにすることは勇気がいることだった
・他の選手にも同じ訴えをするような状況は望んでおらず、個人的な病歴を精査するような事が無いよう求める
プライベートな事、個人的な理由を開示する事なく約束から免除される機会があってもいいのでは?
・つまり、年にいくつか、病欠を許可してほしい、それによってスポーツの業界も他の業種と平等になるのでは?

ここでひとつ、私の感じたこと

そうですね。個人的には全ての世界に平等を求めるのも変な気がしますが、いろいろな方法や選択肢がある方がいいとは思います。
ただ、それをいうなら、賞金が減るというのも平等かなとも思います。

芸能界もスポーツ界もトップになればなるほど得る富や影響力、権力が大きいわけですけど、みんなと同じにしてよ、一般の社会と同じにしてよと主張するなら、得るものや影響力も同じぐらい減るのが妥当では?と思ってしまうのも正直な感想です。

乱暴な言い方をすると、目立たないで稼げる、目立たずにプライバシーが守られる位置に行けばいいじゃないか・・・とも思います。

スポーツがお金になる(収入になる)のは目立つ・注目をあびることで成り立つのでは?と思っているからですね。なぜならスポーツで成績をだしても直接的には生活に必要がないからです。お金が回って初めてスポーツがおまんまに変わると思うのです。(よく考えると世の中にはいらないものが多いのですがなくても生きていけることが栄える世の中は豊かもあるなと・・脱線ですが思いました・・・)

でも、大坂なおみさんの発信について「いいな」と思う点は、現状に合わせるのではなく、開拓しようという気持ちですね。
それと、自分の許容範囲を知っていて、自分を守る事ができたという点がすごい勇気と思います。テニスをやめたり、自分がダメになってしまう前に休養を取れることは勇気ある判断だと思います。

テニス業界、他のスポーツ業界が大坂なおみさんの事例でどう変化していくか楽しみですね。

五輪に対する思いとスポンサーへの感謝

そんな騒動の中、大坂なおみさんに対し、親切に励ましリベラルに共感されたブランドパートナーの方々に感謝を述べています

大坂なおみさんはそもそもそういった進歩的なブランドパートナーを意図的に選んでいたので、それには特に驚かなかったそうですが、感謝をされているとのこと。

ここ数週間、愛する人と時間を過ごし、いい時間を送ったそうです。そして、東京五輪オリンピックでプレーできることにワクワクしているとのこと。

五輪オリンピックは特別ですが、さらに日本でプレーできることは夢の実現でもあり、誇りに思っているそう。

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まとめ

本人インスタより

本来内向的で、自分に正直な大坂なおみさん、そして自立心や自我が旺盛な方ですので、自分が社会に対して持っている影響力や立ち位置、を生かして偏りの少ない社会、理不尽ではない社会を築いていく事ができたらいいですね。

大坂なおみさんは社会に対して公平さや平等を求めているのかなと感じたのが今回の手記でした。

大坂なおみさんは社会に対して反発しているように見えますが、実はもっとも社会に対して公平であり、協調や和合の考えをもっているのではないか?弱い立場の人や、苦しんでいる人を大事にできる人なのではないか?と

手記を読み、大坂なおみさんは感情的な側面があったり、目上や圧力に対しては攻撃的な一面ももっていたり、頑固な面も持っていますが、本来はすごく真面目で一本気で自分で立つことを大事にしていて、周囲や弱い立場の人たちや弱っている人など優しく社会に発信する力をもっている方だなと思いました。

皆さんはどう感じましたか?

大坂なおみさんのうつ病について考察した記事があります。
あなたの身近にもこのような鬱に陥っている、分かりにくい鬱症状の方がいるかもしれません。
ぜひ参考に読んで見てください。

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