9月3日、菅総理の総裁選不出馬の報道が流れていますね。
菅首相が自民党の臨時役員会で自民党の総裁選挙に立候補しないことを表明しました。自民党役員人事も行わない方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0f3ab6d7d307d34f4f1d55f6a8f73ab309aa843
コロナ渦で内閣として対策に取り組んできた菅総理が自民党の総裁選不出馬ということでニュースが一時延長!菅総理の会見が行われていました。
今回は、自民党不出馬の意味する所や、菅総理が何故そのような結論に至ったのかなど、噂されていることや、今回の流れの背景にある政治の流れに関して簡単にわかり易くご説明したいと思います!
そして、そもそも自民党総裁選って何?どんな仕組みで選挙の頻度や総裁の任期は?
今回菅総理の任期短くない?という疑問にもお答えしたいと思います!
結論から言うと…総裁選不出馬=総理の立場を降りる
今回の菅さんの自民党総裁選不出馬のニュースは
ニュースを見て「総裁選って何?え?不出馬ってどういうこと?」と
政治に無関心の方や詳しくない方も??が湧く報道かなと思われます。
なんで総理不出馬で騒がれているの?
通常は出馬するものなの?今回のことは異例なの?
…などなど気になること、人には今更聞けないこともありますよね!
安心してください!私もそんな一人です。
今回はテレビニュースを見ながらコメンテータや司会の方の解説で
政治に疎い私でも噛み砕いて理解することができました。
そして今回の菅さんの自民党総裁選の不出馬の表明に関して
結論からご説明すると・・・
「菅総理、自ら総理の場を降りる」
という説明となります!
菅総理は選挙よりもコロナ対策に専任の意向!9月3日総裁選不出馬表明の会見内容まとめ
今回の菅総理の会見は「メモを持たずにの会見」
そして会見時に記者からの質問に答えず会見が終わりました。
何も答えてくれずに一方的に結論を出された感じの会見でした。
今回の会見の主張のポイントは以下となります。
- 総裁選の出馬への思いはあったが断念
- コロナのことと、総裁選の両立ができない
- 莫大なエネルギーがかかる
- 総理としてコロナ対策に専念したいと判断した
もともと菅総理は
- 政治家は結果が全て
- 結果を見て判断してもらいたい
という考えの方で黙々と仕事をされる方とのこと。
まさにおっしゃられる通り、莫大なエネルギーを使って総理の仕事をされていたと思われます。
ですが、コロナ渦においては発信力が特に問われる現実があり、菅総理は度々発信力に欠ける総理としての印象がついてしまっています。
今回の「自民党総裁選不出馬」の会見も
発信力にかけると言われていた菅総理らしく
「言葉足らずの会見」となってしまった印象です。
自分がトップの立場にあったら現在の菅総理の仕事は相当なものでこのような決断を出してしまう心情もわかりますし、仕事に敬意を感じますが、言葉足らずという点や、感情が伝わりにくい面から国民に訴えかける力が少ないという点でだいぶ損をされているのだなと改めて思いました。
9月3日不出馬表明会見の詳しい内容(文字起こし)
(超前半聞き取り逃し)
・・・専任をしたい、そういう思いの中で自民党総選挙には出馬をしない。
こうしたことを申し上げました。
総理大臣になってから1年間、まさに新型コロナ対策中心とする、この、様々な国が抱える問題について全力で取り組んできました。
そして今月17日から自民党の総裁選挙が始まることになっています。
私自身、出馬を予定をする中でこのコロナ対策と選挙活動。
こうしたことを考えた時に実際莫大なエネルギーがこれ必要でありました。
そういう中でやはり両立はできない。
どちらかに選択すべきである。
国民の皆さんにお約束を何回ともした新型コロナウィルス、この感染拡大を防止するために私は専任をしたい。
国民の皆さんの命と暮らしを守る総理大臣として私の責務でありますので専任をしてやりとげたい、このように思います。
また来週にでも改めて記者会見をしたいこのように思います。
世間の反応は?(コメンテーターの声抜粋)
菅総理の会見をうけ、テレビのコメンテーターの人たちの苦言もなかなか・・・
- メンツを潰さないため?
- のちのちの出馬のため?
- 逃げている印象がある!
- 計算違いが起きたのか?
- そもそも最初から莫大なエネルギーがかかることがわかっていたのになぜ?
- 側近たちもその考えに近い人が多いのになぜ?
- 役割分担がうまくいってなかった?
- 最後まで一人で決める方?
- 選挙活動がうまく行かない原因がどこかにあるのでは?
- 阿部さんが総裁選出馬をやめたほうがいいと助言した?
- もともと菅さんではなかった?
などの意見が上がっていました。
菅総理が出馬を辞め総理を降りることに決めた本当の理由は?
噂によりますと、菅総理は直前の前日までは総裁選に出馬する気でいたが一転して変わったとも言われています。
その理由が党内の調整にあるのではないかとも言われています。
(阿部さんや麻生さんが総裁選出馬に関してやめたほうが?と助言をしたとか・・・)
そのほかにも報道の記事では
- もともと支持率が低迷していたから菅首相の総裁再選は難しい情勢との見方が強まっていた
- 党内から、自民党のために立候補を取りやめて新しい顔で選挙に臨むべきとの声が高まっていた
- 小泉環境大臣も2日に菅首相に対して総裁選に立候補しない選択肢を強く求めた
菅さんとしては選挙に出るつもりだったけれども、党内での情勢で出馬を断念したと見る方が本当の理由に近いのではないでしょうか・・・。
また、立憲民主党からは
「総理、自民党は無責任!政権をやめるべき!」との声も上がっていました。
次は誰が出る?若手からの推しは河野さんと小泉さん
自民党内では以下のような出馬の動きがあるようです。
- 総裁選には岸田前政調会長が立候補を表明している
- 高市元総務大臣が立候補に意欲を示している。
- 菅首相が不出馬を表明したことで総裁選の構図も大きく変わると予想される。
- 河野規制改革担当大臣はこれまで周辺に菅首相が立候補する限り、自らは立候補しないと伝えていたが菅首相が立候補しないなら、自らの出馬を検討する考えも伝えている
今回総再選不出馬を表明し、総理を降りる意向を示した菅総理ですが、
どのような道筋を残して次の政権に移すのか?注目を浴びそうです。
そもそも総裁選って何?
自民党総裁選って何?簡単に説明!
ざっくり言うと、自民党総裁選挙とは=「自民党の党首を決める選挙」!です!
今回菅総理は「総裁任期の満了に伴い、内閣総理大臣を辞任する意向」とのことで、
ちょうど任期満了を迎え、次の選挙に出ないことからここでいったん総理を降りると言うことになるようです。
菅総理が就任一年で総裁選挙を迎えた訳(阿部総理の後任だったから)
総裁の任期…2017年より任期は3年。4期連続は禁止とのことで、最長9年(三年×3期)(総裁任期はたびたび変更されている。)
菅総理の任期は3年ですが
「就任日 2020年(令和2年)9月14日」とのことで
まだ就任して1年しか経っていません。
ですが任期満了とあるのに就任して一年で総裁選挙を迎えるってどういうこと?
よくよく調べて見たら、
ちょうど前任の阿部さんが3年×3期=9年間ある任期の最後の一年を残して辞任されたため、その後任という形で総裁となった菅さんは、阿部さんの総裁残任期間、残りの一年を引き継いだ形だったようです。(新しい総裁から3年ではないんですね!)

今回菅総理が任期約一年で総裁選挙となったのはそういうわけだったんですね!
自民党総裁選って何?党則より
総裁の任期が切れたとき、または総裁が欠けた場合、新しい総裁を決める選挙を行うことが規定されている。自民党の総裁は、事実上、内閣総理大臣(首相)となるので、総理・総裁と呼称される。
3年間の総裁任期が切れると、総裁選による再選を目指すか、退陣を表明して一線を退くことになる。このとき、新しい総裁を決めるため、正規の総裁選が実施される。
また、立候補者が一人しかいなかったら、選挙なしで当選が決まる。
まとめ
こうして、任期についてや総裁選挙、党内の人事的な動きなどを見て見ると、
菅総理は急に大変な時期に総裁選で勝利し総理になってしまった人で大変だっただろうなとも思いました。
当初阿部さんの後任にと考えられていたのは菅総理ではなかったみたいですし・・・
任務お疲れ様ですといった感じも個人的にはしています。
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