こんにちは、2021年7月の名古屋場所、千秋楽は横綱・白鵬と東大関・照ノ富士との一騎打ちとなるようで、目が離せませんね。
照ノ富士といえば大関から幕下まで陥落し、月収200万から無給まで落ちた苦労人。
復活までは体を治すなどの休止期間があったのですがそれからの巻き上げがすごく、幕下から再び大関まで舞い戻ってきた不屈の精神の持ち主です。
そんな苦労の末の綱取り、実際に横綱になったら照ノ富士の給与はいくらになるのでしょう。
また、今回の名古屋場所(2021年7月)の賞金は総額いくらぐらいになるのでしょうか?
今年の年収も気になります。
大関と横綱の給与の違い、賞金の制度などを見ながら照ノ富士の給与について考察していきたいと思います!
照ノ富士の給与・年収の変化は?(大関〜幕下〜大関〜横綱)
まず最初に相撲の世界の給料体系について簡単に説明したいと思います。

十両以上(関取)には毎月給与が支給されます。★ボーナスなし
【 横綱 】給与 月額:300万円(年額:3600万円)
【 大関 】給与 月額:250万円(年額:3000万円)
【 関脇・小結 】給与 月額:180万円(年額2160万円)
【 平幕 】給与 月額:140万円(年額1680万円)
【 十両 】給与 月額:110万円(年額1320万円)
・関取は付け人がつき、部屋の外に住むことも自由。
・関取は白まわし。
・大銀杏(おおいちょう)を結い、土俵入りで化粧まわしをつけることも可能。
・場所入り時は車移動もできる。
・幕内の優勝賞金は1000万円
・しいたけなどの現物支給も。
・表彰以外でのご祝儀(後援会の関係者などから)めでたい。
・殊勲賞、敢闘賞、技能賞の「三賞」は、それぞれ200万
・幕内の毎日の取組に掛けられる懸賞の懸賞金(1本7万円で、積立金や手数料を差し引いて力士が受け取るのは3万円)
・金星を挙げる(平幕力士が横綱に勝つ)と金星1つにつき4万円が場所ごとに支給される。(現役引退までもらえる)
幕下以下の力士は関取ではないので養成員と言います。
養成員の給料はありません。
年に6回開催される本場所ごとに場所手当が支給される。
《幕下以下に支給される場所手当(年に6回)》
【 幕下 】16万5千円(年に99万円)
【 三段目 】11万円で(年に66万円)
【 序二段 】8万8千円(年に52万8千円)
【 序ノ口 】7万7千円(年に46万2千円)
・相撲部屋の大部屋で生活していて、食費、家賃は一切かからない(生活費はかからない)
・付き人はつけられない。
・相撲部屋に住むこと。
・黒まわししかつけられない。
・原則電車などの公共交通機関での移動
・力士褒賞金=「成績に応じた特別ボーナス」
力士の能力給といえるもので、好成績を上げるごとに額が増えていく仕組み。
(例)白鵬を例にとると
1691円に4000倍した676.4万円×年6回=4058.4万円が、基本給にプラスして支給される(支給金額は推定)とのこと。
(NewsPost7参照)
照ノ富士 これまでの給与変化(およそ)
照ノ富士が相撲部屋に入門してからの給与の変化を見ていきましょう。
【2010年】無給(相撲部屋入門)
【2013年】月額:110万円(十両昇進)
【2015年】月額:250万円(大関に昇進・スピード出世)
【2017年】月額:110万円(十両降格・大関から陥落)
【2018年】月額:110万円〜無給(「休場届」を提出。4場所連続で全休)
【2019年】無給(幕下→西序二段まで降格)
【2019年】無給(三段目再昇進→幕下再昇進)
【2020年】
・2020年1月場所…月額:110万円(十両再昇進)
・2020年11月場所…月額:180万円(小結)
【2021年】
・2021年1月場所…月額:180万円(関脇再昇進&技能賞)
・2021年3月場所…月額:250万円(大関再昇進・幕内優勝 &殊勲賞 )
・2021年5月場所…月額:250万円(幕内優勝)
出世が早かったことがわかりますね。月給200万円台から再び無給の階級へ落ちたことはたいへんなことだったと思います。そこからまた異例の速さで再出世していく照ノ富士、給与で見ていくとすごい変動ですね。無給の時期が約2年間も無給だったんですね。

照ノ富士・給与水位は?大関〜幕下〜大関〜横綱の給与・年収変化

今回の名古屋場所は白鵬よりも照ノ富士に期待がかかっていることが懸賞金額を見てもわかります。
照ノ富士人気者!!
順位 | 力士名 | 本数 | 賞金額 |
---|---|---|---|
1 | 照ノ富士 | 194 | 1164.0 |
2 | 白鵬 | 133 | 798.0 |
3 | 正代 | 56 | 336.0 |
4 | 高安 | 51 | 306.0 |
賞金本数は現時点では194本なので、194本かける3万円で、582万円も追加でもらえます。
また、照ノ富士の褒賞金額(予想は)
- 勝ち星一つ:0.5円(50銭)× 408回 =204円
- 金星:10円 × 0回
- 幕内優勝:30円 ×4回=120円
- 幕内全勝優勝:50円 ×0回
- 計 324円 + 大関:100円=424円×4000=約170万円ほど
そして、各種賞を受賞した場合賞ごとに200万なので賞を2つほどとると予想して400万
そして忘れてはいけない、優勝賞金1000万円
今回照ノ富士が優勝したら、少なく見ても2000万円以上給与以外に支給されると思われます。
年間の給与は大関の時で給与のみで年収3000万円ほど
これに場所ごとの褒賞金額や賞金、などを合わせると
今回優勝すれば(1年間の場所ごとの賞与もあわせて)今年はおおよそ年収7000万ほどになるのでは?
また、優勝して横綱になれば来年は給与のみで年収3600万円ほど稼ぐことになります。
成績不振と、無給で体を治している時期に照ノ富士を支えてくれた奥様ドルジバンドさんや、いつも応援してくれる故郷の家族にいい知らせをできるといいですよね。
まとめ
白鵬は試合数もはんぱないうえに、優勝回数も幕内で四十四回もあり、力士褒賞金でも相当稼いでいます。それに対して照ノ富士はこれからな部分もたくさんあります。ですが今回是非とも全勝優勝で横綱昇進や力士褒賞金のアップも目指して頑張って欲しいと思います。
白鵬関の成績にはまだまだ追いつかない感じもありますがこれから横綱になって優勝たくさんしてほしですね。
(ちなみに白鵬関は2007年に横綱になりました。横綱になってから役14年。それを思うと照ノ富士の未来はまだまだこれからですね!!本当に楽しみ)
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